しぇりの素

こんなすてきな記事を見つけましたので、ぜひご紹介したいと思います！
（ちょっと長いですが・・・）

「ありがとう」の一言で、人は美しくなれる。
/提供：普段美

■中澤香織（なかざわ　かおり）
Profile
大学卒業後、大手住宅メーカーCS推進部門にてCS向上の各種業務に従事。直接お客様と関わりCS向上に貢献したいという想いから、インテリアコーディネーターにキャリアチェンジ。その後、2006年10月インテリアコーディネーターとして独立、ゼロから300世帯ものお客さまを獲得した後、『「家」を通じてお客様に幸せを提供するだけなく、「人の成長」を通じて幸せを提供したい』という想いから、コーチ、そしてコミュニケーション講師として活動を開始する。現在、エールネクスト株式会社　代表取締役。

■コーチングとは。―――まずは、現在御社の主たる事業として行っている「コーチング」という分野について簡単に教えてください。
はい。コーチングとは、簡単にいうと、クライアント様の設定する「ゴール」に向かって、モチベーションアップやゴール設定の動機付けなど内面的な成長の過程をたどっていくことにより、達成するイメージを共有しながら、成功へと歩んでいくお手伝いをするスキルです。「相談役」としてクライアント様に頼られることが多く、よく「カウンセリング」と比較されるのですが、「カウンセリング」は、どちらかというと精神的にマイナスになっている状態を０に戻していくこと、「コーチング」は０からプラスへ、プラスからよりプラスへと、クライアントの本来持っている力を引き出していくことだと思います。時間軸で見ると「カウンセリング」は過去に遡り、その原因を追究し、現在の状況を分析して改善していく方法、「コーチング」は現在から未来に向かってゴールへの道筋を明確にしていくとも言えます。

―――そうするとコーチ役は具体的に何かを教えたり、指導したりするのでしょうか。
いいえ、実はそうではありません。コーチは何かを指導したり、指図したり、道を指し示したりしません。答えは私たちが決めるものではないからです。答えは実はクライアント様自身が持っています。正解や、筋道に、自分で気づくことによって、進むべき道が明確になり、迷いなく動くことができる。それが成功への近道となるんです。

―――確かにそうですね。勉強でも自分でこうだと納得したことは強い記憶に残る気がします。
その気づきを与えるのが私たち「コーチ」の役目なんです。 よくあるケースが「目的」と「目標」がごちゃまぜになってしまっていることです。


―――といいますと？
例えば、ある女性が結婚を控えていて「結婚式には綺麗なウェディングドレスを着たい」と思うこと、これが「目的」です。

それに対して「今から１０kg減量しなければいけない（着れない）」というのが「目標」になります。

最初は頑張ってダイエットするのですが、それが辛くなってくると、「痩せる」という目標が重いプレッシャーになってきます。それが心を圧迫し、モチベーションは低下、達成への道のりが遠くなる。悪くするとリバウンドなどもありえます。

これに対して私たちは「あれ？本当にやりたいことって何でしたっけ？」と問いかけます。そうすることによって女性は「痩せるために頑張るのではなく、ウェディングドレスを着るために頑張っているんだ」と気づいてくれたら、成功への第一歩。


重く暗い道のりが、一気に雲が晴れて明るい道に見えてくる。「頑張ろう。私ならできる」と思えるようになってきます。

■「ありがとう」の一言で、人は美しくなれる
―――なるほど。コーチングによって自分の持っている可能性をもっと高められるということがわかりました。それでは、本題の「心の美」について、コーチングの観点からアドバイスをいただけますか？
コーチングは「美」とは一見無関係のように見えますが、実は密接に関係していると私は思います。コーチングを利用して笑顔の毎日を送れるようになれば、自然と人は美しくなれると思うんです。

―――確かに、笑顔の人は美しく素敵に映りますね。
そうです。コーチングを受けることによって、自信が出て、毎日をイキイキと過ごせるようになる。そうすると人には自然と笑顔がわき出てきます。笑顔の人は周りに対して幸せを与えられるし、美しくも見えます。だから笑顔の人のまわりには人が集まります。いつも愚痴や不平不満を言っている人は、顔が自然とそういう顔になってしまうし、人も寄り付かない。



魅力的な自分を形成するために、うまく「コーチング」を活かしてもらいたいと思います。

―――逆に、中澤さん自身がコーチングをしている立場として、美に対してプラスになっていることなどはありますか？
例えば、コーチングスキルに「承認」というものがあります。

相手がいること、してくれたことを認めることです。例えば付き合っている相手が料理を作ってくれた時には「ありがとう」と認めてあげること。これが「承認」。そうすることで相手を笑顔にすることができる。簡単なようですがなかなかできない。

「美しくなる」こととは別物ですが、一つのモテ技にはなると思いますよ（笑）

―――誰かを笑顔にできるということは、必然的に自分も笑顔になれますね。
そうなんです。だから無意識のうちに私たちコーチ自身も笑顔になれていることが多いんです。人は自分がやったことに対して「認めて欲しい」という欲求があります。

この「承認」は実際にビジネスの現場においても必要とされるマネジメントスキルです。結果だけではなく、やったこと（事実）に対して「よくやったね」「すごいね」「ありがとう」と反応を示してあげること。これによって相手のモチベーションは高まり、次への意欲となります。

私はコーチングを通して、相手も、そして私自身も内面から美しく変われているんだと思っています。

コーチングを受けることは、自分の可能性をより高めて、普段の生活や人生をもっと有意義に過ごすことにつながります。